切り立った崖をなだらかに。二重指数関数変換のススメ
はじめての数学記事です(実を言うと専門は物理)。
最近、プログラミングに組み込むと大変便利だということで二重指数関数変換積分の存在を教わったのですが、
ちょっとこれに感動しちゃったので記事にして紹介。
どっちにしても手計算でやるには面倒だけどプログラミングに組み込むうえではこれがあるとほんとに便利。
これ発見したの日本人だって。すごいね。いやほんとにすごいと思う。
二重指数関数変換とは
Wiki見てもイメージがつかめないので、超ざっくり一言でいうと、
切り立った関数をなだらかにする。
というものが、この二重指数関数変換。
切り立った関数というのは、一点だけが極端にとんがってたり、局地的な変化を示すような関数のこと。
要するに手計算で積分するにはめっちゃむずな関数。
それでも、そんな関数を正確に、誤差を少なく便利に計算したい…!ってときにこの二重指数関数変換をほどこすと、局地的に切り立った関数が全体的になだらかになり、大変計算しやすくなるんだぞってことです。
具体的にやることを言うと、たとえばある関数があるとき
その関数に二重指数関数的に減衰する関数()を施して、積分領域を広めてやるということをしてあげるのです。
だから二重指数関数”変換”というんですね。
なぜ二重指数関数がいいのかというと、これをほどこした後の積分とほどこす前の積分との誤差が非常に小さくなるのが二重指数関数だからという理由。
一応その証明もありますが、ここでは割愛。
んで、ほどこす二重指数関数にもいくつかパターンに応じた最適なものというのがある。
たとえば
形式の場合、この形式に応じた最適の二重指数関数は
となる。
他にも
などといったパターンがあります。
実例を見てみよう。
Excelでちょちょっと作った適当な関数。
関数は
というクソみたいな関数に設定。
ー1と1で無限大に発散するということで、積分領域は
とする。
これが先で言った”切り立った関数”の一例。
だが、このままでは計算がめんどすぎて嫌になる。
ということで使うのが二重指数関数変換なのだが、具体的にどうするかというと、
この関数は
の形式なので、この形式に応じた最適の二重指数関数として、
を施してあげる。
tanhなのでは-1から1までの値域で、一方tはどこまでも行ける。
んでこのはと同じ(このグラフの縦軸がxと同じ)なので、
xは有限の範囲でも、その変数tは無制限という新たな関数が生まれる。
なのでとのグラフをとってあげれば、元と同じ関数でありながら無限の範囲の積分が出来る
=積分領域を拡大し、きりたった崖をなだらかにしてあげることができるのです。
ちなみにそのグラフがこんな感じ。
さきほども言ったように、このtに制限はありません。
xがー1と1で発散したのに対し、このtはどこまでいっても発散することはない。
横軸がtになったので最終的にはこういう積分の式になります。
台形公式の導入
具体的にやることは、
関数を等間隔の幅ずつで区切り、そうしてできる横,縦の面積をひたすら足していく。
区分求積法みたいな感じ。
実際に式で書くと、
この和を無限項ではなく有限項で打ち切ったを求め、 と の値がほぼ等しくするようにすれば、完成。
以上。
どこでこんなの使うんだよって話になりそうですが、とんちんかんな関数の積分計算に文句を言ってくるプログラムにこれを組み込んだりして、計算を進めていったりするのです。
まあ…それ以外おもいつかないけど。
というわけで今日は数学のお話でした。
ノベルゲームの持つ可能性を信じたい。私の考えるノベルゲーム的物語性について~
「最初に夢が必要なんだ」
「理想に惑わされることがなければ、灰色の日常から、何かを始めようと思うものとていない」
魔女こいにっき
ノベルゲーム(ゆうてもエ口ゲがほとんどだけど)をプレイしていきながら、私はよく、ノベルゲームの持つ可能性について考える。
それは物語の可能性といっても差し支えないかもしれない。
小説、漫画、ドラマ、映画、アニメ……この世の中には、同じ物語にしたって実に多種多様な表現方法が存在する。
あるいは有名な漫画やアニメなどを、実写化という形で映画にすることも今では珍しいことではない。
が、これに関しては賛否両論だろう。
同じ内容にしたって、表現方法が違えば当然 ” 映え方 ” も変わる。
アニメで見て好きだった作品が実写化し、ウキウキ気分で見に行ったら『なんじゃこれ』ってなった経験も、アニオタならしょっちゅうのことだろう。
私にもあった。
好きだったラノベが実写化し、いざ見にいったら酷すぎて思わず失笑してしまったこともある。
表現方法が異なることで、ひとつの作品に対する見方ががらりと変わってしまうことに強烈な抵抗感を覚えてしまう。
しかしそれでも実写化をやる意義というのは、その表現方法ではじめて通じる人がいるからだ。
アニメや漫画では心が打たれない………でも実写化で、好きな俳優さんが演じているそれを見て、はじめてこの作品の良さがわかった。なんてこともあるのだ。
私には好きな俳優も監督もいないが、つい最近見に行った劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』も、私としては原作よりずっと心に響くものだった。
(5回も見に行くほどだった。それくらいハマっちゃってた。すごい)
まぁその話はともかく、私が言いたいのは、物語には多様な表現方法があり、自分に合う合わないという相性も当然あるということだ。
私はもはやドラマや実写など、生身の人間が演じているものはどうしてもダメで、アニメにしても最近は首をかしげるようになってしまっている。
小説もすぐに飽きちゃうし、漫画も好きじゃないし。
もうどうすんだと。
エ口ゲしかないじゃん、ってのが現状になっています。
そんな杓子定規な私だからこそ、エ口ゲの可能性を追求したくなるわけでして。
今日はそれをだべっていこうかなと思います。
*作家論と作品論
いきなり蛇足。
はじめに明確にしておきたいことなのでここで語っちゃいますが、私は作家論主義を大の苦手としている。
物語を読む際、その読み方として挙げられる論法がいくつかがあるが、そのうち代表的なものとして作家論と作品論というものがある。
作家論は、物語を通して作者を見るという方法。
かたや作品論は、作者を極力無視して物語だけに目を向けるという方法のことだ。
物語を通して作者を見るとはつまりどういうことかと言えば、小中等教育の国語ですよ。
『この文に込められた作者のキモチは?』
『この物語から読み取れる、作者が伝えたいことは?』
これが作家論の代表格。物語はただのフィルターに過ぎず、焦点は作者にしか当てていないっていうやつ。
私のいた大学でもこのようなことを取り挙げている教授がいましたが、もうね、ムカつきすぎて仕方なかった覚えがある。
小中等教育の国語科目はまた別に目的があるので、作家論を取り入れていることには否定はしない。
けど、つまらないよね、とは思う。
一言でいうと、
それって物語を見ているの?
って。 言いたくなるのね。
結局作家論というのは、物語は作家を見るためのひとつの材料に過ぎないって言っているようなものなんだよね。
そのために物語上の世界観や展開を考察し、最終的に作家の心情へと結びつける。
もちろんそれが悪いとは否定しない。
だけど、それで物語を理解した、感動した気になられても「はて…?」と疑念を感じざるを得ない。
開き直って「ああそうだよ俺は作者が好きだから作者を見てんだよ」って言われた方がすっきりする。
そうか、君にとってそれが物語なんだねってあきらめがつく。
作品論、実はこれが一番たちが悪い。
作家論が先に語ったようなものに比べ、作品論の読み方は作者は物語を見るためのひとつの材料に過ぎないというものだ。
ここがネック。
時に作者を織り交ぜ、けれど物語を情緒的に見る……
この手の読み方をしている人がほとんどだろうと思う。
全然いいと思うんだ。
だけど、勘違いしてほしくないのは 作者の言っていることがすべてじゃないんだよ、ということ。
でしゃばりな作家さんってのがよくいて、その人たちは、自分がどのような心情でこれを書いたとかあちこちで言ってるんだけど、
物語ってのは読む人がすべてなんだよ。読んだ人がどう感じるかが答えなんだよ。
製作背景とかそういうのを嬉々として語ることにより、作り手が物語の中に”決まった形――いわば顔”を作ってしまう。
それにより、読み手の想像力は制限されることになる。
作者がこう言っていたから、この人物はこういう考えで動いているんだね、とか。
私はかつて同じ経験をして、最後まで作品をプレイできなくなったことがあるので、以後そういう作家さんの作品は絶対にやらないようにしている。
物語は自由であっていいんだから。そこに作家が入り込んじゃいけないんだよ。
逆に、読み手自身から作者を連れてくることもある。
よく見る感想としては、
『この作者は恋愛を書くのが下手だ。だから次の作品では恋愛を書くことから逃げたんだ』
『この作者の書く作品は、決まって感動的なものだ。だから次の作品は感動的なものじゃないからダメだ』
とか。
こんな極端な例はないだろ、とか思う人もいるかもしれないけど、実際に見たことがあるんだよ、残念ながら。
別にこれも作品論的読み方のひとつだ。それ自体に否定はしない。
だけど今ひとたび言おう。
そうして自分で読み方を狭めていって、物語を見れているの?
前情報、クリエイター、製作背景。
物語を読むうえで、それらは不純物にしかなりえない。
それらを加味して見る物語は、必然的に可能性が狭まってしまうのだ。
『作者がこう言ってんだからこの人物はこう考えてんだよ。この後の展開の意味はこれが答えなんだよ!!』
って確定した形で物語を見ても、私はつまらないと思うのです。
けど、時には『この演出いいな』とか『この声優さんの演技いいな』とか考えることもあったりする。
きっとそのあたりが、譲歩できる最大のラインなんじゃないかな。
それを製作背景とか声優の素顔にまで持ってくると話は別になってしまう。
私がドラマやアニメを見なくなっているのもそこに理由があったりする。
だから私は、作者は消えたものだと考えるようにしている。
世の中ではそういうのを”テクスト論”とかいうらしい。
物語は最初から最後まで漠としたものだ。
それを確固とした形に仕立て上げるのは読者であって、他の誰でもない。
それが一番達成できるコンテンツがエ口ゲなんだと考えたことも、私がエ口ゲを好きな理由なのかもしれないな、と。
そう、『魔女こいにっき』のジャバウォック王が語る”物語の美しさ”というものを、より近くに感じられるから。
(不純物…といったが、それは物語内には本来ないものを指す用語で言ったものだ。
ある程度はメーカーや監督、作者、声優の存在を認知したっていいと思う。
このご時世、不純物0の状態で物語を見れるわけないし、少しくらいの認知であれば妥協できると思うので。私はそこまで否定するほど杓子定規じゃないです。
というか、私もよくエ口ゲを買う際メーカーやライターくらいはさらっと確認のために認知しますし)
情報量の差異
やっと本題。蛇足長い。ほんとはもっと語りたいけど。
話を戻すが、私は物語を漠としたものだと考えている。
物語は漠としたもので、けれど壮大なパワーを持っていて、人の考え方や人生観を180度変えてくれる可能性に満ちている。人に、幸福を教えてくれる。
それが物語のあるべき姿だと、私は思っている。
だから、大きな不純物が入る作家論や作品論は好きじゃないんだという話をした。
では、その漠とした壮大なパワーを感じるためにはどうすればいいのか、というひとつの考えとして、自分に合うコンテンツを見つけることだ。
前述した実写化うんぬんの話に戻ってみる。
たとえば漫画が好きな人がいたとしよう。
その人は文字に固執せず、キャラのリアルな表情や構図など、主に絵に焦点を当てて、その傍らで文を読んで物語を理解している。
かたや小説の詩的な文体に固執する人がいたとする。
その人がもし漫画を手にしても、その固執を譲らぬ限りはおそらく楽しめることはないだろう。
同じように、漫画が好きな人が同じ固執のもとで小説を読んだって、きっと楽しめることはない。
極端な例だが、これは至極当然な話だ。
こういうのを”筋違い”というのだから。
それと同じことが、アニメ――実写間で起こっているのだと考える。
コンテンツが変わったことにより、同じ作品でも物語の見方を根本的に変えることを強要され、それが結果として不快につながる。
つまり、コンテンツごとに物語の見方や見るべきポイントというのがはじめから設定されているのだ。
そこに難なく目を当てられたり、価値を感じられる人が、そのコンテンツを楽しめるのだろうと思う。
ここでは詳しく語らないが、たとえば実写映画や有名俳優の出ているドラマが好きな人は、もちろん物語全体に目を向けることもあれば、知っている俳優さんがストーリー上でバカをやっていたり熱演しているさまを見たいがために、見ているのかもしれない。
『あの人が出ているからこれ見よう!』
っていうのはおそらくこういうことかと。
もしかしたら俳優なんてどうでもよくて、生身の人間が演じていないと物語が入ってこないという理由で見ている人もいるかもしれない。
(一応言っておくが、私はこの理由を不純物とか、間違っているとか思っていない)
逆に俳優や生身の演者にこだわりがない人にとっては、実写やドラマというのはさして優先度の高いコンテンツではないと思う。
そこに目を当てないから、ドラマに固執する理由も薄く、別に漫画やアニメで良くね?ってなる。
これが要するに、コンテンツごとの見方や見るべきポイントといったものだ。
ではエ口ゲはどうか。
よく喩えられる事例としては『エ口ゲは小説とアニメを足して2で割ったもの』というもの。
まあ、共感できなくはない。
小説と同じ、地の文も混ぜたキャラのセリフで物語が進みながら、
あるいはアニメと同様、絵と音でも物語が進む。
しかし小説のように詩的表現には営めないし、
アニメのように連続的な動きを終始見せられるわけではない。
なもんで、別にエ口ゲはふたつのいいとこどりをしているわけではないのだ。
一見、渾然一体としたはがゆいコンテンツだが、しかしながらこのコンテンツにしかない良さというものがある。
圧倒的な情報量だ。
物語を”見る”というくらいなので、当然我々は”視覚”を用いる。
これはどのコンテンツでもおなじだが、そこから先に差異ができる。
たとえば小説。
これは視覚だけに見えて、紙触りやページをめくる楽しさを味わえる”触覚”もつかっている。
視覚と触覚という曖昧な情報から、物語の情景を想像するという楽しさがある。
たとえばアニメ。
これはわかりやすいように視覚と聴覚を使っているが、小説とはまた違った視覚の使い方をしている。
文章を読まず画面の動きを見ているため、視覚において”言葉”による感受が一切ない。
我々人間は言葉で通じ合う生きものだ。情緒を感じ、感情を想起するためには必ずそこに”言葉”が使われる。
言葉が感受を作り出しているのだ。
しかし、小説ではそういう情緒が作られるように文章が練られているのに対し、アニメにはその文章がない。
アニメには、視覚的な”言葉”の感受がないのだ。
その代わり、絵や絵の動きの演出によって抽象的に情緒を作り出すことが出来る。
これが、小説とアニメの視覚的差異になる。
ちなみに漫画においても同様だ。小説と同じ視覚と触覚を使っているのに対し、視覚で得られる感受が異なる。
という感じでまとめていくと、エ口ゲの持つ情報量は他とはまるで異なる。
魔女こいにっき
漫画に近いかもしれないが、アニメのような、絵による視覚的感受、
漫画より濃く、小説よりは薄い、文章による視覚的感受、
更にBGMや声優の演技による聴覚的感受、
触覚とは言えないかもしれないが、小説と近しく、自分の自由な動作(マウスとかキーボード)で物語を進められる感覚……
極論言っちゃえば、プロジェクターにつなげれば映画館ほどではないにせよ、アニメ以上の臨場感だって味わえる。
つまるところ、エ口ゲは感覚的な情報量が圧倒的に多いのだ。
(……上の画像のやつは極端すぎるけど)
まとめに入るが、そんな情報量が多いエ口ゲだからこそ、私が信望する物語の壮大なパワーを雄大に感じることが出来る。
(最近映画でもいいな、て思ってきた。キミスイすっごくよかった)
エ口ゲはもはや独立した物語コンテンツで、大量の情報から複雑な感受を受けることができる、他とは全く異なる物語表現を武器とする。
演出も、声優の演技も、絵のタッチも、もちろん文章やシナリオも、エ口ゲで言えばそれはすべて物語を構成する要素であり、物語を表現する上でどれも欠いてはならないものなのだ。
それらがすべて絶妙に絡み合ったとき、読み手は、他にはない膨大な感受を受けることができる。
だからこそ、響くときはとんでもなく響く。
その圧倒的な情報量こそ、エ口ゲの持つ物語性なのだ。
そこに、エ口ゲの物語的可能性があると信じたい。
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了。
最近『魔女こいにっき』の株が爆上がり中。
ギャルゲレビュー表。ちゃくちゃくと更新されていきます。
おススメ度 | 満足度 | |
4.5~ | ★★★★★ | ★★★★★ |
胸を張って万人におススメできる作品。個人的にぜひいろんな人と対談して理解を深め合いたいと思う作品がここに入る。 | 響いた中でも特に出逢えてよかったと感じる作品が入る。私の人生観に強い影響を与えた”特別好き”クラス。 | |
4.0~4.4 | ★★★★ | ★★★★ |
大体の人におススメできるだろうという作品。これも対談を望むような作品ばかりだが、優先度は低めというくらい。 | 響いた中では少し控えめな作品が入る。物語は気に入ったが個人的にもう一歩何かが足りない…でも十分に満足はしているよ、という感じ。 | |
3.0~3.9 | ★★★ | ★★★ |
人によっては好きなんじゃないかなという感じだが、少なくとも私には合わなかったよというくらい。やるなら自己責任で。 | 良い作品だとは思ったけど個人的に今一歩上手くハマらなかった級。ここまではまだ満足いっている方です。 | |
2.0~2.9 | ★★ | ★★ |
まず人におススメすることはない枠。好きな人は好きなんだろうが、その感性が個人的に理解しづらい作品が主にここに入る。 | 最低限私がエ口ゲに求める要素がクリアできているレベル。あくまで最低限なので程度はお察しだが、楽しめたところもあったよ、くらい。 | |
~1.9 | ★ | ★ |
やる価値皆無の作品。DVDはカラス除けにでも使ったらいいんじゃないですかね。 | 時間とお金をかけたこと自体がもう後悔。批判点が多すぎて逆にあきれるレベル。 | |
*満足度順になってます。
★★★★★級
管理人の人生観に影響を与えた問題作たち。
満足度 ★★★★★(5.0)
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おススメ度 ★★★★★(4.9)
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ささやかな恋、はじまります
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はつゆきさくら
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満足度 ★★★★★(4.9)
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おススメ度 ★★★★★(5.0)
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初雪から桜まで。卒業おめでとう
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真冬に打ちひしがれた子羊たちの成長物語。エ口ゲ初心者にもとっかかりやすい優しい作風でありながら、ヒロインたちと主人公との間で交錯する独特な恋愛観には熟練者としても考察の腕が試される、これぞまさしく万人受けする作品。私のエ口ゲデビュー作にして、一番深く考察を繰り広げてきた作品です。考察記事(進行中)→あなたにとっての卒業とは? 『はつゆきさくら』レビュー&考察の前説 - 白黒部屋のねこたまご
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満足度 ★★★★★(4.9)
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おススメ度 ★★★★★(4.8)
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書き換えることができるだろうか。彼女のその、運命を
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Rewriteは哲学、と言うが、Keyお決まりの一言文句でこの作品は言い表せない…と思いきや一周まわってやはり哲学な作品。一週目で理解するにはかなり難解な世界観ですが、理解できればラストルートのコタさんに胸がいっぱいになることでしょう。時間をかけてでも周回する価値は十分にあると思います。KEYの中では嫌われものですけど…
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猫撫ディストーション
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満足度 ★★★★★(4.8)
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おススメ度 ★★★★★(4.5)
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家族は揺らがない
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色濃い哲学要素から物理学まで、多彩な”特殊”で埋め尽くされた問題作。理解できるか否かの前に、とんでもない情報量の応酬に魅力を感じられるかどうかがポイントで、うまくハマってしまう人は思考方式をまるごと変えられてしまうかもという危険性を孕んだドラッグ的な作風になっています。私はその被害者のひとりです。
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魔女こいにっき
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満足度 ★★★★★(4.7)
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おススメ度 ★★★★★(4.5)
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ひとめぼれより永遠を。どうか日記に残せたら…
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「物語とは何か」という途方もないテーマのもとで紡がれたシナリオに、自分自身どこか救われたような気分になった覚えのある作品。物語はどうあるべきなのか。物語は何を残してくれるのか。自分なりに考えを持った上で本作をプレイしてみると、きっと本作で描かれている物語観に感動することでしょう。名状しがたい読後感に、今でももやもやしています(良い意味で)。
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満足度 ★★★★★(4.6)
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おススメ度 ★★★★★(4.6)
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僕たちはひとつの群れになる。群れはお互いを守るためのものなんだ
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男の娘モノの代表作。異論は認めない。公式の人気投票で数あるヒロインを足蹴に一位を飾っちゃう男の娘ってどうなの、って思うかもしれないけどそりゃそうだよ可愛いんだもん(思考停止)。OPテーマの「絆」が本作を象徴する言葉で、彼女たちの打算的で絶対的な絆にはいつ見ても憧憬の念を抱いてしまいます。何度も言うけど男の娘はほんとにいいよ。
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ギャングスタ・リパブリカ
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満足度 ★★★★★(4.5)
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おススメ度 ★★★★(4.4)
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誰も溺れないように
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悪に集った少年少女たちの救済物語。本作のテーマである「悪」に本当の意味で共感を示せる人ほどどっぷりハマっちゃう作品で、これもまたドラッグ的な面白さに溢れているのです。”ヒロインを理解すること”がメインとなる異色なシナリオ構成になっているので、萌え目当てで見るにはお勧めしません。
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★★★★級
本当はもっと長くレビューしたい作品たち。
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金色ラブリッチェ
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満足度 ★★★★(4.4)
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おススメ度 ★★★★★(4.6)
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すべての時間が、ゴールデンタイムだから
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金持ちのお嬢様学校で繰り広げられるドタバタコメディ劇。キャラゲーよりの作風だが、何より私が気に入った点はこの物語の主題───”カッコつける生き様”にある。一見バカみたいな価値観に思えるかもしれないけど、私にとってはこのテーマを取り挙げてくれただけで至上の価値がある作品なのです。なもんでシナリオ自体には色々不満があったりするのですが…
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ナツユメナギサ
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満足度 ★★★★(4.4)
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おススメ度 ★★★★★(4.5)
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君といる夏。君がいない夏。君がいた夏。
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停滞に溺れたロビンソン達の救済物語。鬱ゲーと称されることが多いようだけど、実際そんなことはなく寂寥感に付随してくる暖かな幸福感が魅力な幸福ゲーが実態になっています。根幹のテーマははつゆきさくらと似たところがあり、並べて見てみるとより物語の深みにハマっちゃうかもです。
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和香様の座する世界
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満足度 ★★★★★(4.4)
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おススメ度 ★★★★★(4.4)
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今の世も、お前も、存分に愉しもう
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現代によみがえった最強無敵の神様姉妹と過ごすADV。魑魅魍魎が跋扈するダークな世界観ではあるが、このバランスブレイカーな強さを誇る神様姉妹のおかげですべてがギャグになる、というあっけなさが売りの本作、そのギャグがあまりにもテンポが良く、痛快で、とても面白い。非の打ち所がないとはまさにこのことかと思います。
一方でこの高尚な世界観で紡がれるストーリーのラストはかなり難関な内容。理解しようとすれば、積極的な考察や日本の神に対する知識は必須。ギャグも楽しめ、考察も楽しめる、エロゲの良さを存分に活かした屈指の神ゲーです。
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ハロー・レディ!
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満足度 ★★★★(4.4)
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おススメ度 ★★★★(4.2)
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輝ける少女たちへ
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有為転変の世界という舞台上でスポットライトを浴びれるのは、選ばれたほんの一握りの主役だけ。端役は隅で踊るだけなのか?主役の邪魔にならぬよう密かに捌けるだけなのか? 主人公、成田真理はそれを許さない。”人間の意志”を誰よりも信じる彼やヒロインたちの奏でる人間賛歌は、大波乱のストーリー展開に乗って強烈なメッセージを寄こしてきます。
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景の海のアペイリア
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満足度 ★★★★★(4.3)
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おススメ度 ★★★★★(4.2)
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可能性が可能性に干渉し、別の可能性を作る
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近未来で繰り広げられる科学冒険ファンタジー。ある意味で設定特化な作品で、世界観や論理展開はとても濃厚に練られており、理論において一切の妥協は見られないものの、逆に言えばそれ以上のものはない、という感じ。しかしエ口ゲならではのギャグがシュールすぎて、終始面白おかしくプレイできた作品でした。
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満足度 ★★★★(4.2)
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おススメ度 ★★★★★(4.6)
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この青春を、駆け抜けろ
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ひとりじゃ辛いからふたつの手を繋いだ。ふたりじゃ寂しいから輪になって手を繋いだ。そんな優しい友情の物語…ではなく、これは過酷に打ち勝つための強さを求めた少年たちの成長物語。ラストルートであるRefrainはリトルバスターズのメンバーたちの”友情”という言葉では物足りない命を懸けた関係性に何度も泣いてしまう場面が。
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満足度 ★★★★(4.2)
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おススメ度 ★★★★★(4.5)
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眩しさだけは、忘れなかった
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眩しかったあの頃を失った、その憔悴しきっている心に響く、KEY渾身のノスタルジック作品。世界観も難しくなく、修羅場な重々しい展開もほとんどない。ただ懐かしいという郷愁に襲われるだけのゆったりめな物語。物語に対してこだわりがない人ほど響きやすい作品かもしれません。
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むすめーかー
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満足度 ★★★★(4.2)
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おススメ度 ★★★★(4.3)
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切なくても歪んでいても つながる絆がここに、ある
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娘(成人)を調教するADV。タイトルやイラストからもその大まかな作風がわかる通り、ロリコン野郎ども向けのエロゲ……と思いきや、むしろそういう人たちほど向かない、ひどく凄惨で心がえぐられる闇深き作品でした。ネタバレになるので詳細は語れませんが、この闇深きシナリオがこの作品の肝と言っていいくらい面白いです。Trueルートと思わしきエピソードのラストにはただただ圧巻されました。
ただロリを味わい尽くしたいという人はヒロインの個別ルートには一切入らず、娘育成シミュレーションだけ楽しみ、娘との結婚ENDを目指せばいいと思います。
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キサラギGOLD☆STAR
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満足度 ★★★★(4.2)
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おススメ度 ★★★★(4.1)
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本当にたどり着きたいと願った場所は、変わっていないはずだから
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いつも一緒の仲良し6人組が織りなす青春イチャラブゲー!……の一方で、時に残酷な一面をのぞかせる「夢」がテーマとなった青春ドラマ作品。劇中歌である「狼男が恋をした」の中毒性も凄まじいことこの上ない印象。ぎゃおぎゃお~!
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‘&’―空の向こうで咲きますように―
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満足度 ★★★★(4.1)
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おススメ度 ★★★★(4.4)
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あの日の約束を忘れない
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魔法の道具をめぐる『冒険』の物語。春木麗という史上まれに見る愛らしきキャラクターを筆頭に、幼馴染たちの古くから続く関係性やこども心にはついついほっこりしちゃいます。どこをとっても十分に楽しめるはずの本作、募る最大の謎はこれが店頭で税抜き3桁で売られていたことに尽きる
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向日葵の教会と長い夏休み
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満足度 ★★★★(4.1)
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おススメ度 ★★★★(4.0)
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変わっていくものがある。変わらないものがある
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フツーに田舎に帰省したフツーの主人公が幼馴染と再会してフツ―に田舎生活を送るだけ。エ口に特化しているわけではないし、良くも悪くも平凡なエ口ゲだな…と思った矢先の、終盤からのこのただならぬエモさは何…!?という作品。 上手く言葉にできないプレイ後のこの余韻は、このような雰囲気ゲーでしか味わえないと思います。
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Re:LieF
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満足度 ★★★★(4.0)
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おススメ度 ★★★★(4.4)
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試してみるんだ、もう一度
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大人になりたての成人たちへ捧げたまた新しい青春作品。萌え要素が一切無い、エ口ゲとしては独特な雰囲気を持つ挑戦的な作風ですが、「再起」という終始一貫したわかりやすいテーマ性や、優しい世界観で紡がれゆく人間ドラマは多くの人の琴線に触れると思います。これを買うとき、色々忘れられない事件がありましてですね…(どうでもいい)
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抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
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満足度 ★★★★★(4.0)
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おススメ度 ★★★(3.8)
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回避せよ、ドスケベセッ〇スを!
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このふざけたタイトルに騙されてはいけない。抜きゲーを見せかけた生粋の胸熱バトルもの作品である。18禁という縛りの中で売り出しているが、作風は少年漫画そのものである。少年漫画では倫理的にアウトな表現が許されてしまう治外法権たるこのエロゲ界隈で、その少年漫画にある胸熱で誰もが楽しめる盛り上がりを楽しめる、というのがこの作品の面白さである。頭空っぽで見ても面白いが、私はこの作品のTRUEルートの終わり方がとても印象に残っています。
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★★★級
3.7以上とそれ未満とでは大きな壁があるかも……しれない。
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満足度 ★★★(3.9)
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おススメ度 ★★★★(4.4)
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また一人、少女が散る…
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これほどまでに理不尽と言う言葉がしっくりくる内容はないんじゃないかと思うくらい、重い空気の充満した作品。各ヒロインとの接触を重ねていくごとに、現実主義者であった主人公がどのように変化していくのか。特にユースティア編での主人公の言動には胸が痛めつけられることこの上ない。
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Pieces 渡り鳥のソムニウム
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満足度 ★★★(3.9)
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おススメ度 ★★★★(4.2)
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この果ては、君と落ちる微睡みの国
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現代の正統派エロゲ。世界観やシナリオにも力を入れ、女の子の萌えやエロも全面に売り出し、ギャグもアップテンポで面白い。そしてOPの前奏がすんごい綺麗で…()
とにかくエロゲを構成するひとつひとつの要素のレベルが高く、誰がプレイしても満足できる懐の深い作品。続編も出ているようですが、私は買っていません。
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見上げてごらん、夜空の星を
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満足度 ★★★(3.8)
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おススメ度 ★★★★(4.2)
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いつでも。ここから。はじまる
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天体観測ADV。この作品のすごいところは天文の知識やその雄大さを知らずとも、天体観測ってすごい!と思わずにはいられなくなるくらいに凝った演出や人間ドラマにあり、プレイ後はきっと、ふと夜空を見上げてしまっていることでしょう。ひかりと沙夜以外はおまけみたいなもんです。
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満足度 ★★★(3.8)
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おススメ度 ★★★★(4.0)
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私の世界は、優しい嘘で満ちている
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タイトル通り、彼女たちの流儀の物語。鳥羽莉という少女の強さ、異質さ、そして脆さや弱さに、何度も心が揺れ動かされるお話。鳥羽莉という存在の、なんとも形容しがたい壮大な魅力には、未だ的確な言葉を当てられません。実は思い返してみると鳥羽莉より涼月の方が好きなのかもしれないと思うここ最近…
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終わる世界とバースデイ
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満足度 ★★★(3.7)
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おススメ度 ★★★★(4.2)
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あの日、世界が終わるなんて、誰も信じちゃいなかった
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夏の終焉りに向かう終末モノの代表作。ドロドロの狂気思考やひしめくような理不尽で黒々と塗られた世界観は、気分を害するグロシーンは勿論ながら、あろうことか凌辱シーンまで見せつけてくる始末。また感動作としても著名なようで、エピローグ読破後は誕生日に対する考え方が少し変わるかもです。
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11月のアルカディア
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満足度 ★★★(3.7)
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おススメ度 ★★★★(4.1)
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紡いだ絆と引き換えに、俺は未来を盗む
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異能力学園バトルもの。悪役になり切れない善人が必死こいて悪を成そうと試みる、とにかくもどかしい人間臭さがにじみ出る物語。主人公はなんとフルボイスで、その演出がより彼をひとりのキャラクターとして眺めやすくしています。音楽の質も高水準で、主題歌、劇中BGMは全体を通して稀に見る良曲のラインナップでした。
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Hyper→Highspeed
→Genius
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満足度 ★★★(3.7)
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おススメ度 ★★★(3.9)
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世界を変える高速思考
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王道の異能力バトルもの作品。一昔前の作品だからか、能力の内容や世界観は今で言う王道……少し悪く言えばありきたりではあるが、それでもストーリーは普通に楽しめちゃう。メインヒロインの光理がもうね、かわいすぎる(語彙力低下)。しかし攻略キャラが10人もおり、Trueルートに行くまでに9人を攻略しなければならないというのはなかなかに長い道のりすぎた…
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満足度 ★★★(3.6)
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おススメ度 ★★★(3.9)
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二度ともう戻れない魔法にかけられても
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非の打ち所のないギャグ作品。何か(笑いが欲しいという方向で)面白い作品ない?と聞かれたら迷わずこれを挙げます。主人公ならびに取り巻きの連中の童心の強さには憧れさえ覚えてしまうほど。根っからのギャグゲーなんで、徹頭徹尾ギャグとエ口を楽しんでください。
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ひこうき雲の向こう側
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満足度 ★★★(3.6)
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おススメ度 ★★★(3.6)
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これは俺の物語なんかじゃない
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このリストにある中で一番評価に困っている作品。なかなか独特な感性で描かれた恋愛観や美汐瑛莉という少女の奇抜さが人を選びますが、私は彼女の一貫した信念がとても好きでした。彼女の見つけた恋とは何なのかをもうちょい考えながらプレイすれば、この作品の価値に気づいていけるのかな、という予感はするんだけど…
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アマツツミ
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満足度 ★★★(3.5)
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おススメ度 ★★★★(4.0)
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あなたは今、何色ですか
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言葉を操る神の旅物語。慈しみから憎しみまで、あらゆる感情が交錯する本作は、まさしく”人間”というものについて色々と考えさせられます。ネットでは感動ものとして有名なようですが、まだまともに考察していないからか、個人的に合わないのか、どちらかというとエンタメ系な気がします。
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水葬銀貨のイストリア
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満足度 ★★★(3.4)
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おススメ度 ★★★(3.5)
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ハッピーエンドを約束しよう
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幸福の裏に存在する不幸、普段視界に入らない他人の幸せ……そういうものに必然と目がいくようになってしまう、理不尽まみれの物語。ある意味で視野の広がる本作、是非ともお勧めしたいにはしたいけど、許容範囲を優に超えたバグや誤字脱字の多さ、テンポの悪さにはどうしても目をつぶることができなくて…
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神様のような君へ
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満足度 ★★★(3.4)
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おススメ度 ★★★(3.2)
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明日へと続く、君との今。
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キャラゲーに見せかけてシナリオゲー…と思いきや一周回ってやっぱりキャラゲー色の強いエンターテインメント作品。AI技術が当たり前となった世界観を如何様にも行脚できるハッキング技術を持つ主人公、そしてその主人公に慕う理想のアンドロイドと、ご都合主義満点で読みやすいシナリオが売りとなるが、個別ルートに入ってからの雰囲気の変わりようがすさまじい。共通パートからは想像もつかないくらいの重々しくえげつないシナリオが押しかけてきます。ただ、ラストは結局ハッピーエンドで終わるので…一周まわってやっぱりキャラゲーです。
感想記事⇒『神様のような君へ』感想記事
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月に寄り添う乙女の作法
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満足度 ★★★(3.3)
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おススメ度 ★★★(3.7)
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桜小路を陽が照らす
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思ったよりキャラゲー色の強い、あるいは純愛ものの人気作。日常の掛け合いやフランクな文体が面白おかしく、また王道なギャルゲのスタンスを覆したような主人公とヒロイン(ルナ)の特殊な立場関係には特に惹きつけられました。ああ、お優しいルナ様…
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罪ノ光ランデヴー
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満足度 ★★★(3.2)
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おススメ度 ★★★(3.5)
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いけないの、知ってても
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作中に引用されている「赤い蝋燭と人魚」と、真澄あいという少女の願いに色々と熟孝させられた覚えがある作品。田舎娘ってこんなにいやらしいのかと思うくらいエ口さが光る作品ですが、”普通の感性では理解できない”人物が多く、Hシーンの本格さとは裏腹に人を選ぶ物語になっています。
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RIDDLE JOKER
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満足度 ★★★(3.1)
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おススメ度 ★★★(3.7)
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全てを暴け
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偽乳が暴かれたヒロインのお話。物語を読む、という熱烈な視点を外して息抜き程度にやってみればこれはなかなかのもの。好きじゃない子のルートはやらなくても十分楽しめるようにできている親切設計。ただ、いくら視点を変えるにしても相変わらずの会話のテンポの悪さにはどうしても目がいってしまい…
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ソレヨリノ前奏詩
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満足度 ★★★(3.1)
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おススメ度 ★★★(3.5)
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さよならは、きみだけを。
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minoriの作品は総じて、エロにシナリオに萌えにと色々狙いすぎて、渾然一体となっている印象が否めないのだが、この作品も例に漏れず。。。
罪ノ光ランデヴーと比べて胸の脅威()は下がった反面、女の子が可愛くなった印象。ただシナリオに関してはあんまり印象に残っていない。ひとりひとりの女の子の性格が人間としてひん曲がっており、それが面白さのひとつでもあるのだが…うーん…
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いろとりどりのセカイ
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満足度 ★★★(3.0)
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おススメ度 ★★★(3.0)
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悲しいときは手をつなぐ。そういう決まりだ
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君はひとりぼっちじゃない。そんな暖かいメッセージで満ち溢れた物語。真紅という愛らしいキャラクターだけでも手に取る価値は十分にありますが、いかんせん個別ルートがとにかく冗長で退屈極まりない。ただ、真紅ほど愛おしいと思えるヒロインはそうそうお目にかかれないうえ、ラストの深さにも一目置きたいと思うのでギリおススメに
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★★、★級
めっちゃ厳選しているので地雷を踏むことは意外と少なかったり。
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ヒマワリと恋の記憶
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満足度 ★★(2.8)
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おススメ度 ★★(2.6)
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また、君に恋をする
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二度とない青春を過ごすADV。物語は良いのかもしれない。けど製品レベルにも満たない誤字脱字やバグの多さに加え、まるで素人が手を加えたような手抜き演出の数々にはもはや二の句が継げず、これほど”魅せ方”が大切にされていない作品はある意味レアものでした。イラストや音楽関係など、物語の雰囲気にあったものを描いてくれた実力ある製作人に恵まれていたのに、肝心のゲーム性は最低クラスという救えなさっぷり。
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枯れない世界と終わる花
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満足度 ★★(2.0)
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おススメ度 ★★(2.0)
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信じることを、諦めるな
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風光明媚な世界に潜む残酷な条理の物語。シナリオゲーに見せかけて考察するほど深く練られた様子もなく、ラストも感動の押し付けっぷりにとてもイライラした覚えのある作品。あと背景があまりも綺麗すぎてヒロインの立ち絵が張りぼてのように見えたのが悪い意味で印象的だったり。
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Suite Life
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満足度 ★(1.9)
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おススメ度 ★(1.9)
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はじめまして。今日から家族になります
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エモーショナルな雰囲気を感じてパケ買いしたものの、羊頭狗肉の地雷を踏んだ次第となりました。もう、徹頭徹尾面白くないですこの作品。設定もストーリー展開も何もかも雑で、作品全体の意向が何一つ見えてこない。のっけから批判点が枚挙にいとまがないくらいなので、こんなのに8000円近くかけたことを本気で後悔しています。
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*プレイしたすべての作品を載せているわけではありません。正当な評価を下せないものには、あえて沈黙を通す形をとっています。
*また、同じメーカーで同じような感想になるものも表に載せていません(特にゆずソフト)。
*評価基準は更新するにつれ変わっていくので、はじめから載せていた作品の評価も刻一刻と変わっていきます。あしからず。
以上。
上位の作品については、いずれまた別の記事にして語っていきたいなと思ってます。
ブログ開設のご挨拶
「白黒部屋のねこたまご」にようこそ。
簡単な挨拶を兼ねて、ここでは本ブログの目的と方針を書きつらねていきます。
ささっと、サイトの、紹介ッ
まずはご挨拶
改めて、ご閲覧いただきありがとうございます。
管理人の名前は”ゆい”と申します。
由来? もちろん本名じゃないですよ。当たり前だけど。
単純にゆいという響きが好きなのでこうして採用しているだけ。
管理人はそんなヒト。ぶい。
後に詳しく書きますが、基本的には思考の整理を目的にブログをはじめた次第ですので、出没ペースはまちまち。
いずれ記事がちょくちょく出回るようになれば要望や指摘など寄せられることになるでしょうが、
できるだけ真摯に受け止め、よりよいブログの完成を目指して皆さんと情報を共有出来たらな~と思います。了。
このブログの目的
本ブログの目的は”思考の整理”にあります。
主に『物語』を読んで考えたこと、感じたことなどをカタチにし、公の場に発信することで思考の整理を促す。そのような方針です。はい。
物語と言えど、基本語るのはエ口ゲ、アニメ(こちらは少なめ)になります。
小説も読まないことはないのですが、自分には合わないかなと思う所がちらほらあって……
これもいつかお話ししたいと思いますが、自分はもうドラマや実写映画等、エ口ゲ以外のコンテンツでは物語を物語として見ることができなくなってしまい、かなりの食わず嫌いなユーザーになってしまっております。
その代わり、その情熱をすべてエ口ゲに注いでいる身です((
プレイした作品のレビューはもちろん、気に入った作品があれば考察、感想なんかも随時書いていきます。
他、理系出身の身ゆえ、理系関連の情報や書籍にはめざとく反応します。
どれも浅い知識しかないけれど、そういうのを読んだ感想や考えた事を述べることもできたらいいな、とも考えています。
根っからの物理屋なので、語る範囲は限られると思います。特に素粒子は今現在ILCやLHC計画でリアルタイムでブームになってますからね。今後どうなるか、私もウキウキなのです。
そうですね。文系なのか理系なのか、よくわからない渾然一体なブログになりそうです。
しかし、どの内容においても共通して根底に置いているテーマがあり、それは、
”思考から言葉へ”
というもの。(あれ、どこかで聞いたような……ああ、はてなブログの方針まんまでしたね)
思考したものをカタチにするために、後につなぎとめるために、胡乱を、言葉で確定させよう………という感じ。物語でも、物理でも。
このテーマを念頭に書いていくので、レビューこそすれ、基本的に読者さん向けに提供するような記事は少なくなります。
しかし自分の発信したものが誰かの思考に刺激を与えられるのなら、発信者冥利に尽きるというもの。
作品討論も大歓迎です。ばしばし。
エ口ゲにおける管理人の思考背景
最後に、このブログを扱っていく上でもっとも重要になる内容のいくつかをここで。
1.どんなエ口ゲをやるか?
管理人は、物語の持つ漠とした壮大なパワーを感じたいヒトです。
プレイ後の余韻が波紋のように心をなびかせ、はたまた人生観を一変させるような……そんなエモーショナルな読後感を求めてエ口ゲをプレイしています。
ですので、主にシナリオゲーと呼ばれているものを好む傾向がございます(シナリオゲーの定義が少し曖昧ですけど)。
シナリオ全体において、ヒロインの立ち位置が明確に物語の本筋に絡み、主人公と織りなす人間ドラマが根強く描かれ、論理的に納得のいく終幕に至る……といったシナリオ構成の完成度はもちろん、
ヒロインや主人公の人間的な弱さなどが感傷的に映える演出効果(BGMやCG等)にも目を光らせます。
そうですね、私にとって大事なのはシナリオ構成、演出効果の二点でしょうか。
それらがしっかり成っていて、はじめてエ口ゲは成立するんじゃないかと思います。
そう言うと批評的に物語を見ているんじゃないかと言われそうですが、基本的に初見プレイではそのようなことはなく、感傷的に物語に浸ることがほとんどです。
ただ、演出効果が手抜きな作品や、明らかにシナリオ構成を等閑視している作品にまれに出会うことがあると、投げ出したくなって惰性的に読み進めてしまうこともあります。そういう作品は語ることすら嫌、というくらいです。
現状、エ口ゲ界を席巻しているキャラゲーや萌ゲーなどは、一応やることはあるにしても、シナリオゲーと同じ見方で見ることはないので、だいたいはすぐに飽きます。
ストーリーとかが面白いものはオートモードにして作業用BGMに使ったりしてますけどね。
あと、フェチ系作品によく該当される、ダーク系の重い作品は回れ右しています。
たとえ私が求めるものが揃っていたとしても、悲鳴とか絶叫とか……痛々しいものはあまり目に入れたくないのです。鬱になるから。
『終わる世界とバースデイ』がボーダーライン。あれ以上は無理。
………チキンとでも、なんとでも呼ぶがいい(´・ε・`)
海富一他 『終わる世界とバースデイ』 コットンソフト 2012/7/27
とにかく、管理人が望むエ口ゲは”心に響く物語”です。
後々レビューにも書きますが、参考がてら、私が何より崇拝し開口一番におススメする作品ふたつがこちら(クリックするとAmazonに飛びます)
・はつゆきさくら
新島夕 『はつゆきさくら』 SAGAPLANETS 2012/2/24
新島夕 『恋×シンアイ彼女』 Us:track 2015/10/30
恋カケは至高の作品です(((
2.エ口ゲの読み方は?
これもいずれ詳しく語りたいことですが、多様な物語の読み方がある中で私が推奨しているのは”テクスト論”です。
(厳密に言えば、作品論寄りのテクスト論…という感じなのだけど、まあまあそこはいいとして)
つまり『作者は消えたんだ。もういないんだ』と考えている極端なヒトなのですね。
物語は物語として読みたい。
ぶっちゃけた話、作者??声優??絵師??なにそれ??という状態にならなければ、本当の意味で物語を物語として読むことはできないと考えています。
(もちろん、そんな状態は机上の空論に過ぎません。どう頑張っても、多くの作品をプレイしていると前情報というバイアスがかかってしまい、曇りのない眼で物語が見れなくなっていきます。ここはなんとか割り切りたいところだけど…うーん)
ですので、公開するレビューや考察などに作者の名前が挙がることはほとんどありません。他作品との比較の際に、ひとつの材料として目を向ける程度です。あしからず。
また、エ口ゲやっているくせにHシーンはほぼSKIPする変わり者です。
シナリオ上関係の深いHシーンは見ることはありますが、それでも絶対数は少ない方。上記のはつゆきさくらにしてもHシーンはすべて飛ばしていますので、、、
いや、シナリオゲーマーって普通みんなそうじゃない?(開き直り)
3.はじめてプレイした作品は?
エ口ゲではないのですが『Rewrite』が人生初のノベルゲーでした。
エ口ゲはおろかギャルゲーの知識なんて一切なかった(keyすら知らなかった)時ですので、前情報も何もなく、ただなにかギャルゲーやってみたいな~って思ってふらついて、手に取ったのがこれだったのです。
ええ、度肝抜かされましたよ。
まず個別ルートにすら入れないし、個別に入っても展開についていけないし、なんとかラストルートまで入ってED迎えてもポカン状態でしたもの。
まったく理解できない。世界観イミフ。なにこれ、タイムリープもの?とか思ってたくらい読解力もへったくれもなかった。
でも、そんな強烈なもどかしさを残してくれたおかげで、その後はきちんと物語に向かうようになり、今はこうしてエ口ゲに物語性を求められるヒトになりました。
運命ってあるものですね。
ちなみにRewriteはKEYにしては珍しくアニメ化はしていません。していないんです。
いやー、アニメ化する日が楽しみですねー(すっとぼけ)
んで、エ口ゲの初プレイは『はつゆきさくら』です。
OPの方を某動画サイトで知ったので、そこから入りました。
いやぁ、これも運命でしたね。思えば私の物語追及はここから始まった…
4.好きなキャラ、音楽は?
物語のみならず、好きなキャラや音楽にも人となりが出ると思うので、参考がてら。
キャラ
・姫野星奏(恋×シンアイ彼女)……さいかわヒロインです。
・國見洸太郎(恋×シンアイ彼女)……さいかわ主人公。もうほんとすき。
・あずま夜(はつゆきさくら)……真面目さと健気さと弱さに何度もホロリでした。
・河野初雪(はつゆきさくら)……この作品のメインヒロイン。
・桜井たくみ(魔女こいにっき)……王よ。あなたの語る物語は美しい。
・和久津智(るいは智を呼ぶ)……男の娘の最高峰。異論は認めない。
・春木麗(‘&’空の向こうで咲きますように)……史上最強の元気娘。めっちゃすき。
・天王寺瑚太朗(Rewrite)……ラストルートのコタさん、カッコ良すぎです…。
・七枷結衣(猫撫ディストーション)……あの雰囲気すごく好み。
・七枷琴子(猫撫ディストーション)……こういう妹ほしいです。色々楽しそう。
・凛堂禊(ギャングスタ・リパブリカ)……ミステリアスが好き…なのかな?
・有坂拓翔(11月のアルカディア)……人間らしい弱さがすっごく好きです。
音楽
・メインテーマ(恋×シンアイ彼女)……エモーショナルたっぷりの良曲。
・君は無音の中で(恋×シンアイ彼女)……これと星奏の一枚絵にやられました。
・alpha:(恋×シンアイ彼女)……創作世界の不思議さというか…こういうのすきです。
・GLORIOUS DAYS(恋×シンアイ彼女)……歌詞をぜひ見てほしい。すんごく良い。
・死者の嘆き(はつゆきさくら)……悲愴なピアノが雰囲気出しててとても良いです。
・Dead's dream(はつゆきさくら)……あずま編でこれが流れるシーンが好き。
・メリーゴーランドをぶっ壊せ(はつゆきさくら)……良い歌詞なのです。
・HesitationSnow(はつゆきさくら)……言わずと知れたfripSideの神曲。
・Exploration2 symphonic(Rewrite)……コタさんの奔走が肌で伝わる良曲。
・Philosophy of ours(Rewrite)……コタさんの猛る感情が肌で伝わるry
・渡りの詩(Rewrite)……人間には歌えない神秘の曲。
・Familiar(猫撫ディストーション)……家族はあなたの枷ですか?
・Bullshit!! Hard problem!!(猫撫ディストーション)……パワーあるよね、この曲。
・Golden Mission(金色ラブリッチェ)……アップテンポで楽しい曲。
・夜を抱えて(11月のアルカディア)……これもまた悲愴がよく伝わる曲。
・アルカディア(11月のアルカディア)……振り返らない。アルカディアのため!!
・止まない雨はないから(ひこうき雲の向こう側)……知ってる人は知っている良曲。
音楽を織り交ぜて物語を楽しめるのがエ口ゲの良いところですの。
以上。管理人より「白黒部屋のねこたまご」の簡単な紹介と挨拶でした。
レビューや考察などは随時記事にしていきますが、感想のみならず要望や指摘等も、お気軽にコメントしていただくと嬉しいです。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
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以下、ブログ巡回用URL
・エ口ゲレビュー
ギャルゲレビュー表。ちゃくちゃくと更新されていきます。 - 白黒部屋のねこたまご
・管理人の思考背景(ゆいのお花畑)
基本、独自の物語論を語っています。
ノベルゲームの持つ可能性を信じたい。私の考えるノベルゲーム的物語性について~ - 白黒部屋のねこたまご
・エ口ゲ考察記事(ゆいのエロゲ語り)
『恋×シンアイ彼女』考察 二人のたどり着いた恋愛観とは。 - 白黒部屋のねこたまご
・理系関連(ゆい物論の庭)
切り立った崖をなだらかに。二重指数関数変換のススメ - 白黒部屋のねこたまご
(準備中)
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